施工・ネットワーク共有用

個室サウナ
インターホン親機 移設計画

既設の拠点間VPNを利用し、個室サウナにある親機1台を向かいの店舗へ移設します。施工・機器設定とネットワーク作業を担当別に切り分けています。

施工・IX設定:中村さんネットワーク:スータブルソリューションズ子機:全7室・現地残置更新日:2026年9月10日

今回実現したいこと

現在、個室サウナの各部屋から受付のIX-MV7-HB親機1台へ呼び出しています。子機7台と現地のPoE/LAN設備はそのまま残し、既存親機のみを向かいの麻布十番店へ移設。すでにネットワーク会社が構築している拠点間VPNを利用し、移設後も全7室から呼出・通話できるようにしたいです。

移設元|個室サウナ
子機7台・既設PoE/LANを残す
1号室
2号室
3号室
4号室
5号室
6号室
7号室
PoE/LAN
既設
拠点間VPN
移設先|向かいの店舗
有線LAN・PoE給電を用意
アイホン IX-MV7-HB 受話器付き親機
IX-MV7-HB
既存親機1台を移設
7型モニター・受話器付・黒

製品画像出典:アイホン株式会社 公式「IXシステム 構成機器」

メーカー公式情報|VPN接続による遠隔応対

対象機器|アイホン IX-MV7-HB

製品種別7型モニター付
インターホン端末
受話器・色受話器付・黒
電源PoE
IEEE 802.3af Class 0
LAN10BASE-T / 100BASE-TX

今回は既存の親機1台を移設します。仕様はアイホン公式掲載情報を参照しています。

依頼範囲

今回含む

  • 既存IX-MV7-HB親機1台の取り外し・移設・再設置
  • 既設VPNを利用した店舗間通信の確認・調整
  • 親機と子機7台のIXシステム設定変更
  • 移設先の有線LAN・PoE給電環境
  • 全7室の呼出・通話・復旧試験

担当作業範囲の切り分け

施工・アイホン機器設定
中村さん
現地調査から移設、IX設定、全室検収までを担当
  1. 現在のネットワーク設定を控える親機と子機7台それぞれのIPアドレス、サブネットマスク、デフォルトゲートウェイを設定画面から控える。親機のLAN接続先とPoE給電方法も確認
  2. 設定バックアップ作業前に現在のIXシステム設定一式を保存
  3. ネットワーク会社へ渡す情報を整理現在の設定画面・設定データから、①親機・子機7台のIP一覧 ②使用ポートとTCP/UDP ③通信方向 ④ユニキャスト/マルチキャストの別を確認し、スータブルソリューションズへ共有。不明な項目はアイホンへ確認
  4. 親機の移設施工IX-MV7-HBを取り外し、向かいの店舗へ設置。必要なPoE給電を用意
  5. IX機器設定親機のIP・ゲートウェイと、子機7台の呼出先を移設後の構成へ変更
  6. 全室検収全7室の呼出、部屋表示、双方向音声、映像、終話、再呼出を確認
VPN・ルーティング・ファイアウォール
スータブルソリューションズ
既設VPNでインターホン通信を通すネットワーク側を担当
  1. 既設VPN構成確認両店舗のルーター、LANセグメント、VPN方式、利用可能帯域を確認
  2. 双方向ルーティング確認個室サウナ側の子機ネットワークから移設先親機まで相互到達できる状態にする
  3. IP情報の割り当て移設先親機に使用するIP、サブネットマスク、デフォルトゲートウェイを中村さんへ共有
  4. 通信許可設定SIP・RTP等の必要ポートをACL/ファイアウォールで店舗間双方向に許可。店舗間NATは避ける
  5. マルチキャスト条件確認使用する場合はIGMP等のVPN通過可否を確認。中村さんとユニキャスト構成の可否を調整
  6. 疎通・復旧確認施工前後の到達確認と、VPN・ルーター再接続後の通信復旧を確認
  7. 障害窓口の明確化移設後に通話不能となった場合のネットワーク側連絡先・確認手順を共有

両者の受け渡し順序

1|中村さん
IP・使用ポート等を整理して共有
2|スータブル
VPN・IP・通信許可を準備
3|共同
移設施工・全7室検収

主な通信要件

プロトコル/ポート主な用途VPN・ファイアウォール側の確認
UDP 5060SIP:呼出・通話制御店舗間で双方向許可
UDP 20000–21000RTP:音声店舗間で双方向許可
UDP 30000–31000RTP:映像店舗間で双方向許可
TCP 22SFTP:設定ファイル投入時設定PCから対象端末へ必要
UDP 8700設定ツールの端末検索通常はL3 VPNを越えない。現地設定またはIP指定で対応
IGMP/マルチキャストグループ呼出・ページング等使用時のみVPN・ルーター側の対応を確認

実際に必要なポートは現行設定・使用機能で変わります。最終的には施工会社が現行設定を確認し、ネットワーク会社へ必要条件を提示してください。

参考情報

  1. アイホン株式会社|IXシステム 構成機器
  2. アイホン株式会社|IXシステム システム構成
  3. アイホン株式会社|IXシステム 制約事項
  4. Aiphone Corporation|IX Series Network Security Summary

参照日:2026年9月10日。最終設計・対応可否は、現在の機器設定と既設VPN仕様を確認して決定してください。